映画「ランボー」あらすじ

ベトナム帰還兵であるジョン・ランボーは、戦友を訪ねて化学兵器の後遺症で既にこの世を去っていた。失意の中、街へ入ったランボーに、保安官ティーズルはランボーがトラブルを起こしそうな身なりや顔つきだと判断して浮浪罪を突きつけて逮捕し連行する。
取調べ中にランボーは戦争中に受けた拷問の記憶がフラッシュバックし、パニックになりながら保安官を殴り倒して山の中へと逃走する。
その後、保安官との戦闘となったランボーは次々と保安官を制圧していき、再び山の中に姿を消す。
ランボーととらえるために軍が派遣されてくるが、そこへランボーのベトナム時代の上官であるサミュエル・トラウトマン大佐がやってくる。大佐はランボーを説得しようとするが、ランボーは提案をはねのける。
その後、軍によってランボーは殺されたと思われたが、実は生き延びていて、奪った武器と共に再び街へと降りてくる。
街中を爆破し、暴れ回るランボーにティールズは警察署の天井裏に隠れて待ち伏せする。ランボーはティーズルと一騎打ちになり、ティーズルは重傷を負う。ランボーはとどめを刺そうとするが、大佐が現れ”投降しろ、戦いは終わった”と告げる。しかしランボーは「まだ終わっちゃいない!戦争は続いている!」と叫び、戦争による心の傷を打ち明け涙を流す。
大佐は何も言うことができず、ただランボーを抱き留める。
そしてランボーは投降。救急車で搬送されるティーズルを横目にランボーは連行されていく。

映画「ランボー」感想

ランボーというとめちゃくちゃ強い主人公がドンパチやる映画、みたいに思われているところがあるが、第一作目である今作はそれとは違う。
この映画は、ベトナム戦争から帰還した兵士の心にあるPTSDの話であり、これ以上なく泣ける話なのである。
ドンパチやるシーンも後半にはあるが後作と比べると少なく、前半部分では、主人公であるランボーがどんな人物なのかが描かれるシーンが多い。
たしかに取り調べでうつむいたまま何もしゃべらない、というのは警察からすれば、生意気で嫌なヤツ、という評価が下されるのは間違いない。
しかしランボーの中では戦争での恐怖が湧き上がってきていて、とてもまじめに質問に答えられるわけもない、というのが視聴者には伝わって来る。
ここで警察に対する苛立ちをやったからこそ、後半でのドンパチが見事に消化されていく。
そして重要なのは最後の10分間である。
ほとんど長い台詞を喋らなかったランボーが戦争による心の傷を打ち明け涙を流すシーンでは思わず涙を出さずにはいられない。
そしてそれをただ受け止めることしかできない大佐の心境もまた辛い。ティールズも決して”悪人”というわけでもなく、正義感が強すぎた結果こうなってしまった。という形であり、戦争は正義同士がぶつかって起こるものであるということも暗示しているように思えてくる。
総じて、一回は見て欲しい映画だと思っている。